言葉のランドスケープ

日々のときめき・きらめきを見つめて

2018-01-01から1年間の記事一覧

時間は優しく流れてゆくから

焦ったり、粗末にしたなぁと反省したり、未だに時間との上手な付き合い方を掴めてはいませんが。たとえ幻想だとしたって、人間に時間の概念があって良かった!と心から思えた話。 * * その① 先日古本屋さんをうろついていたら、20代半ばに読んだエッセイ本を…

優しさまで2万マイル

『小さかった頃に “やさしいEちゃんが好きよ” ってお母さんに言われて、いつも優しい自分でいなくちゃいけないんだ、って思い込んだ』 そんな話を、知人から打ち明けられた事がある。わが家の場合、そんなプレッシャーは無かったから気楽だったなぁと思った…

さよなら夢子ちゃん

こんなことを書いたら、精神に支障があるとか、現実に弱すぎるとか思われても仕方がないだろうけど、自分にとってのリアリティが確かにそこに存在していたから、きちんと残す作業をしておこうと思う。小さい頃から、そうとは悟られないよう平静を装ってきた…

あふれだす望郷

人生において大切なことは何か、を突きつめてゆくと “自分のことを好きになること” そして “自分の幸せのあり方を追求してゆくこと” の、たった2つにまで絞られるそうな。幸せのあり方の格言の方は、言語化までうまく運べずにいたわたしのもどかしさを、見事…

運命に花丸

高校時代を一緒に過ごした友人達は、本当に個性の際立った人ばかりで賑やかしかったけれど、その内のひとりが学内の男子にひとめぼれをしたことで、学校生活は一層に騒がしさを増したよなあと思う。恋に落ちた彼女は事あるごとに 『今までと違う、運命だと思…

死神さんといっしょ

わたしの文章を読んでくれた人から 『思考の力が強いんだね』と言われ、その見解はおおよそ当たっているよなぁと頷きつつも、それのみの力業とするには腑に落ちきらなかったので、自分の内側をじっくり内省してみたけれど、やっぱりわたしの言葉を汲み上げど…

言葉と透みきった泉と

先日、まったく音沙汰なんてなかった人から、唐突に一通のメールが届いた。あらどうしたのだろう、と内容を確認してみたらば “ 近々開催されるイベントがあって、それがすごくおすすめだから、大好きなあなたと参加したいです ” と書かれていた。『わたしを…

眼差しをおすそわけ

少し足を伸ばせば会える距離に住んでいるのに、なんとなく疎遠だった伯父(父の5歳離れたお兄さん)と去年から交流することが増えた。幼少時代をふたたび繰り返すかのように、姪であるわたしを気にかけてくれて、こんないい歳だっていうのにお年玉を贈ってく…